売れない不動産は買取してもらうしか方法はないの？
私には親から相続した不動産があって、これまで税金を支払いながら7年以上にわたって所有してきました。しかし今度会社を辞めて起業することを決め、開業資金は金融機関から融資してもらうことも考えましたが、やはり借金をすることには抵抗があり、妻からも借金するなら不動産を売った方がよいと言われたので、夫婦関係を維持するためにも不動産を売却することを決意しました。
実は妻のお父さんも私と同じように脱サラして自分で会社を立ち上げ、妻が高校を出るまでは商売が順調にいっていたそうなのですが、大学に進学する直前に会社が倒産して、それからは奨学金も借りなければいけなくなり、学生時代は勉強とバイトに追われて大変な想いをしたとのことでした。
そのため、私が会社を辞めて起業したいと言ってときにも猛反対されて、あやうく離婚されそうになりました。なんとか説得できたので離婚は免れましたが、借金をすることになると確実に離婚されてしまうので、ここは妻に言われた通りに不動産を売ることにしたという経緯があります。
すぐにいくつかの不動産会社を回って不動産の査定をしてもらいましたが、どこも売るのは難しいという回答が返ってきました。買取という形なら対応してもらえる不動産会社もありますが、そうなると売却するよりもかなり金額が低くなってしまうみたいです。
売れにくい不動産は、やはかり買取してもらって現金化するしか方法はないのでしょうか？そうだとすると、不動産を買取してもらうメリットやデメリットについても詳しく教えて欲しいので、ご回答をよろしくお願いいたします。
買取保証という方法を選択することも可能です
不動産を売る方法には、主に仲介と買取の2つの方法があります。
自分で買い手を探すという方法もありますが、一般の方があてもなく自分で買い手を見つけることは現実的ではないため、不動産会社に依頼して買い手を探してもらうのが仲介という方法です。
不動産の買取は、不動産会社に直接不動産を売ることで、買取以外にも即時買取や直接取引と呼ばれることもあります。
実は、仲介と買取の他にも、「買取保証」という方法があって、これは仲介と買取の中間のようなものです。具体的には、一定期間は仲介の方法で売りに出して、その間に買い手が見つからなければ不動産会社に買取してもらうという方法になります。
買取保証であれば、仲介で高く売れるかもしれない可能性は残しながら、一定の期限までに確実に現金化できるので安心です。仲介してもらう期間や金額は、依頼する不動産会社と相談して決めることができます。
買取保証は、すべての不動産会社が対応してくれるわけではなく、一部の会社が提供位しているサービスです。
不動産を買取してもらう最大のメリットとしては、すぐに現金化してもらえることが挙げられます。不動産会社が直接買主になるため、売買契約を結ぶまでに時間がかかりません。
他にも、売買が途中でキャンセルになる心配が不要なこともメリットです。一般の方が買主の場合は、たとえ売買契約を結んだとしても住宅ローン審査が通らないなどの事情で契約が白紙になってしまう可能性もあります。そうなるとまた一から買い手を探さなければいけなくなり、現金化までかなりの時間がかかってしまいます。
仲介手数料が発生しないことも、買取の大きなメリットです。仲介では依頼した不動産会社に高額な手数料を支払わなくてはいけなくて、その上限は売買価格×3%+60,000円+消費税と定められています。売買価格が3,000万円だとすると、仲介手数料は100万円以上にもなります。
内覧に対応しなくてもよいことも、買取のメリットです。仲介では買主に家の中などを見せて気に入ってもらわなくてはいけないために、内覧の前には片づけをしたり掃除をしたりしなくてはいけません。
その点不動産会社が買主なら、わざわざ面倒な手間をかける必要はありません。購入希望者が多い場合は、何度も内覧に対応しなくてはいけませんが、その必要もありせん。
不動産を買取してもらうデメリットは、やはり売却価格が低くなってしまうことです。どこに依頼するかでも買取価格は変わってきますが、一般的な買取相場は仲介に比べて2〜3割程度安くなるとされています。特に、売却するために大掛かりな修繕やリフォーム工事が必要になる物件は、かなり安く買い叩かれてしまうことになります。
買取のもう一つのデメリットには、買取してもらえないという物件もあります。利用価値があれば買取に対応してもらえますが、地盤沈下で傾いた家や、山奥にぽつんと建っているような一軒家などは、買取を避けられる可能性が極めて高くなっています。
自分で買い手を探すという方法もありますが、一般の方があてもなく自分で買い手を見つけることは現実的ではないため、不動産会社に依頼して買い手を探してもらうのが仲介という方法です。
不動産の買取は、不動産会社に直接不動産を売ることで、買取以外にも即時買取や直接取引と呼ばれることもあります。
実は、仲介と買取の他にも、「買取保証」という方法があって、これは仲介と買取の中間のようなものです。具体的には、一定期間は仲介の方法で売りに出して、その間に買い手が見つからなければ不動産会社に買取してもらうという方法になります。
買取保証であれば、仲介で高く売れるかもしれない可能性は残しながら、一定の期限までに確実に現金化できるので安心です。仲介してもらう期間や金額は、依頼する不動産会社と相談して決めることができます。
買取保証は、すべての不動産会社が対応してくれるわけではなく、一部の会社が提供位しているサービスです。
不動産を買取してもらう最大のメリットとしては、すぐに現金化してもらえることが挙げられます。不動産会社が直接買主になるため、売買契約を結ぶまでに時間がかかりません。
他にも、売買が途中でキャンセルになる心配が不要なこともメリットです。一般の方が買主の場合は、たとえ売買契約を結んだとしても住宅ローン審査が通らないなどの事情で契約が白紙になってしまう可能性もあります。そうなるとまた一から買い手を探さなければいけなくなり、現金化までかなりの時間がかかってしまいます。
仲介手数料が発生しないことも、買取の大きなメリットです。仲介では依頼した不動産会社に高額な手数料を支払わなくてはいけなくて、その上限は売買価格×3%+60,000円+消費税と定められています。売買価格が3,000万円だとすると、仲介手数料は100万円以上にもなります。
内覧に対応しなくてもよいことも、買取のメリットです。仲介では買主に家の中などを見せて気に入ってもらわなくてはいけないために、内覧の前には片づけをしたり掃除をしたりしなくてはいけません。
その点不動産会社が買主なら、わざわざ面倒な手間をかける必要はありません。購入希望者が多い場合は、何度も内覧に対応しなくてはいけませんが、その必要もありせん。
不動産を買取してもらうデメリットは、やはり売却価格が低くなってしまうことです。どこに依頼するかでも買取価格は変わってきますが、一般的な買取相場は仲介に比べて2〜3割程度安くなるとされています。特に、売却するために大掛かりな修繕やリフォーム工事が必要になる物件は、かなり安く買い叩かれてしまうことになります。
買取のもう一つのデメリットには、買取してもらえないという物件もあります。利用価値があれば買取に対応してもらえますが、地盤沈下で傾いた家や、山奥にぽつんと建っているような一軒家などは、買取を避けられる可能性が極めて高くなっています。